Chihos room
Go Top Spacer Dialy   Spacer Osakana Seal Chiho Spacer Photo Spacer  
Under Line

 

Back Next


映画「ファインディング ニモ」


 この映画のコンセプトというかテーマ的なものは、父と子の愛情や絆だとか、子供の可能性だとか、いろいろとあるのだろうけれど、見る人によってはタクサンのメッセージを受け取ることができる映画だと思う・・。
ワタシもこの映画から、今の自分にタクサンのメッセージをもらった気がした。
改めて強く感じたのは、信じるコトの大切さ・・。自分を信じる、子供を信じる、相手を信じる、そして自分の未来と可能性を信じる・・。特に自分を信じる、と言うこと。主人公ニモやマーリンがこの映画の中で強くたくましくなっていってハッピーエンドなのは、まずは自分を信じるコトができたから。いろんな個性ある魚たちに出逢い助けてもらいながら今までの自分を打破し、自分を信じることでいろんな相手も信じるコトができるようになったからだと・・。
 
  ワタシは想う・・。この世の中で生きていて一番辛いこと・・それは自分や自分の未来、そしてその明るい可能性をハッキリと見いだせないことだと。それはまさに、自分を信じるコトができないということと等しい気がする。そういう人は、自分もそして自分の子供すらも本当の意味で守れないのではないだろうか。よく「他の誰よりも自分が一番頼れるし、自分しか信じられない・・」というコトバを聞くことがあるけど、心から自分を信じて強く生きている人というのは、子供に対しても、友達に対しても、誰に対してでも相手を信じ大きく包んであげられる人なのではないかと思う。 また、誰もが自分自身と自分の可能性を心から信じて生きていけるようになれば、そういう親の下で育った子供たちは「自分を信じられる」と言う大きな財産を心に持って広い視野の中で強くたくましく生きていけるのでは・・と思う。
 
  映画の内容もさることながら、海の中の描写の美しさを見事に表現している技術の高さ、そして海の透明度の違いまでも見事に表現している緻密さもすばらしかった。海の中に潜っている者として、違和感のない、なおかつ海に潜りたいという気になってしまう映像に感服。また様々なキャラクターの登場による全くあきさせない展開のおもしろさは、さすがアメリカ映画。そして・・・ワタシは、全ての記憶をその瞬間サラサラと忘れてその都度一から前向きになってしまうドリーのキャラにはまってしまいました・・・。こんな親友が欲しい・・いゃ、学習もしないけれど、ネガティブな記憶の残らない、ドリーになりたいサーっ。

 ・・・2004/1/16 dairyより